根管治療体験談
痛い治療のトラウマで歯医者が恐怖…。治療方法や麻酔を工夫してもらい克服
以前通った歯科によるトラウマから、歯科通院をやめて3年が経っていました。
トラウマの理由は、ある歯科で立ち上がれなくなるほど痛い治療を10分以上つづけられたせいで、歯科=恐怖とプリンティングされてしまったからです。
痛みの始まりは、薬を飲めば治まる程度の軽い頭痛でした。
その後、鎮痛剤を飲んでも治まらない頭痛が始まりました。時々、歯が痛いような気もしましたが、とにかく頭が割れそうで、眠れないほど痛みがひどくて、この痛みの原因が歯にあるはずはないと思い込みました。
2週間以上続いた痛みに精神的にも参ってきたころ、上のスマイルゾーンにあった歯茎と歯の境目や歯と歯の境界の虫歯が、まるで石が崩れるように、ほぼ2本崩壊しました。
これにはさすがに困り果て、現在通院中の歯科に救いを求めたのです。
自分の住む地域の歯科はほとんど通い尽くし、ここが最後の病院でした。
初診の段階で自分が受けてきた治療について話し、痛みや歯科医に対して恐怖心しかなく、診察台に横たわるだけで震えが起きることを説明しました。先生も看護師さんも驚かれていて、ここでは安心していいと言ってもらえましたが、どこの歯科でも同じことを言われたので信用はできませんでした。
医師の診断は、激しい頭痛は虫歯部分の神経が溶けて死滅していく過程だったからだろうとのことでした。元凶の虫歯治療を開始する段階で神経は残っておらず、よく我慢できたと驚かれながらマイクロスコープを使用しての治療が始まり、崩壊部分の完治に至るまでに3ヶ月を要したのです。
治療中、私は痛みに強い方ですが、反射的に我慢できず体が反応してしまうこともあり、そうすると医師や看護師さんがすぐに察してくれて治療方法や麻酔の種類を即座に変更し対応してくれたのです。
無理な治療を続行せず、患者の様子に敏感に反応してくれる。こんな病院もあるものなのですね。
他にも、前歯(スマイルゾーン)の治療やかぶせ物は高価なので倦厭していました。しかし患者には予算があります。不恰好になっても仕方がないとあきらめていたところ、先生から、スマイルゾーンだし強度は下がるけど今は保険適用内で白い歯ができるから、と勧められたのです。
この先生は審美歯科も専攻しています。なのでこう勧めてくれたのですが、最初から高いものを売るのではなく、保険対応で満足のできるものをこちらから訊ねなくても教えてくれる、その親切さにも感動しました。
現在は別のかぶせ物をしている歯を治療しています。
この歯科ならちゃんと歯を見せて笑えるようにしてくれる、そう確信しています。