近所の歯科で抜歯を勧められるが…。口腔外科のセカンドオピニオンで根管治療

こどもが2歳になる頃、奥歯がジンジン痛み始めました。
最初のうちはたまに痛いかな？という程度だったのですが、少しずつ痛みと頻度が増していきました。

まだまだ子育てに時間を取られる時期でしたので騙し騙し生活していたかったのですが、いよいよ我慢できないレベルの痛みに達し、心なしか歯茎が腫れているように見えました。
すぐに近医を受診したところ、レントゲンを撮られ、いよいよ治療開始か‥と意気込んだのですが‥。

近医の第一声は「抜歯しかないですね。いつにしますか？」でした。
それまで親知らず抜歯は経験していましたが、急な提案に頭も心も付いて行かず。一旦帰ってお返事する旨お伝えするのがやっとでした。

帰宅後家族の勧めもあり、セカンドオピニオンで口腔外科に特化した他院を再受診しました。
事情をご説明したところ、やはりレントゲンを撮られました。

後医は名医、ではありませんが、こちらは担当の先生だけでなくもう1人、計2人の先生が読影、私の前でレントゲン画像を指しながら話し合われていました。
結果「時間はかかりますが、抜歯せずに根の消毒治療を行えば治る」とのこと。
すごくほーっとしたのを覚えています。

「歯の外壁は残して掘り進め、神経をとり、とった跡地、根の部分に消毒薬をつめ消毒する。再発しないよう、各根を数回かけて消毒する。最終的には歯の内側を白い詰め物で埋める」といったご説明だったかと思います。

強度のある保険診療外の詰め物もご紹介頂きましたが、再発の可能性が0ではないことから、いつ掘り返すことになっても惜しくない保険診療内の白い詰め物を自分で選択しました。
子育て中だということも考慮してくださり週一程のペースで約一ヶ月（計4〜5回）通いました。

毎回ベビーカーごと入れる角の診察室にしてくださり、治療には約30分かかりました。

最初に綿花を噛むタイプの麻酔薬を使用してくださり、効いてきたら歯茎に注射麻酔を重ねてくださいました。
おかげで治療中は全く痛い思いをせずに通い通すことが出来ました。

根まで掘り進めて消毒、という言葉の強さに不安になりながら治療に臨んだのですが、通常の虫歯治療となんら変わらないステップを踏んでいることも分かりましたし、手厚い麻酔のお陰で痛みなく、うとうとしてしまう程でした。

治療からもう5年以上経ちますが、全く不具合なく過ごせています。近医であの時簡単に抜歯していなくてよかったとしみじみ思います。