根管治療体験談
歯の根元に違和感…レントゲンを撮って膿が溜まっていることが発覚。
高校生の頃前歯が虫歯になり白い詰め物をしてもらっていたけれど、数か月後に前歯に痛み止めが効かない位の激痛がはしり、ちょうど正月だった為、休み明けまで我慢をしすぐに歯医者に行くと虫歯が神経までいっているとの説明を受け、すぐに根管治療になりました。
保険治療を済ませそれからは何事もなく過ごしてはいたのですが、20歳頃になんとなく指の腹で顔を押していて鼻の横当たりを押したときに違和感がありました。
その場所は前に治療が終わった前歯の根のあたりで、何度押しても違和感があり、痛みはなくて押すと少しジンジンした感じがしたので、気になって最初の治療してもらった歯医者はその時の家からは遠かった為、違う歯医者に行きました。
歯医者に行くと痛みはあるか?と聞かれ痛みはないと答えたので、とりあえずレントゲンを撮影してみましょうと治療に取り掛かりました。
レントゲンを見ると、根の部分にとても大きな黒い丸い影がありました。
これはかなりの膿がたまっているとの説明を受け、とても大きいので治療してみないと根の部分がきちんと完治するかは分からない、あまりにひどいときは抜歯になるかもしれない可能性もあるとの説明を受け治療を開始してもらいました。
治療が始まり、冠を外し土台も外した瞬間にかなりの膿が出たそうです。
できれば仮歯をつけずに膿を出したほうがいいのでとのことでその日はそのまま消毒をして解放したままにし、その後も根幹治療をしながらマスクを着用すればいいので、なるべく外せる日は仮歯もつけずにいました。
なるべくこまめに通い3日おき位に根のお掃除をし、膿が出なくなるまで治療を続けました。普通は膿がたまれば顔が腫れたり痛みが出たりするそうですが、私の場合はもともと痛みはなかったので、膿が出てしまうと鼻の横の根の辺りを指で押してもジンジンすることもなかったです。
通えない日もあったので2ケ月位だったと思いますが膿が出なくなり落ち着いたので、薬を詰めてしまう事になりました。その治療をしたときに、先生が治るかもしれないからと膿のところにも薬をいれてくれ、そのまま蓋をしました。
歯は一度治療後のため、すごくぎりぎりのところで歯を残してもらえたので、そのまま土台の型取りをし、1週間後くらいには土台の金属を入れました。
それから被せ物はどれを選ぶかの説明を受け、保険の歯は数年で色が変わってくるかもしれないけどメタルボンドの被せ物の歯は色は変わらないといわれました。保険の歯の色が黄色く変色している人を知っていて思い出してそれは嫌だったので、高いけれどメタルボンドの歯を選びました。
1週間後位にメタルボンドの歯が入りましたが、私の場合は土台の歯がとても短いので、この歯で噛むと折れてしまう可能性があること、もし外れたりしたらもしかしたらヒビが入ったりして抜歯の可能性があることを聞きました。
私の歯は切端咬合の為噛み合う可能性が高いので、ギリギリのところで歯の長さも下の歯が当たらないようにしてくれました。
治療にはなるべく通いましたが、都合が悪い時もありましたので完治するまでには全部で3か月ちょっとはかかったと思います。
治療した前歯ではかまないように気を付けていました。
1年後位に他の歯が痛くなりその歯の治療で同じ歯医者にまた行きました。
そこで状態を見るために、前歯のレントゲンも撮影したのですが前歯の根っこの大きく黒い影が薄くなっていました。薬を入れた効果があったそうです。
またその1年後位に他の歯が痛くなり、同じ歯医者に通うときに前歯のレントゲンを撮影しました。すると完全に黒い影はなくなり他の歯と変わらない状態にまで戻っていました。
今は治療から10年くらい経ちますが折れることもなく痛むこともなく、メタルボンドのおかげで色も変わる事もなくすごせています。
ただ歯の付け根あたりは色が紫色に変わってしまいました。
その後引越しをしたため前の歯医者には通えなくなり、近くの他の歯医者に行ったときに色が変わった理由を聞くと、原因は土台の金属のせいだと聞きました。色が変わらないようにするには土台もセラミックを入れないといけないようなのですが、私の場合ははずすとどうなるかわからないのでこのままでいようと思います。
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目白マリア歯科
最寄り駅:目白駅徒歩5分
住所:東京都新宿区下落合3-16-13 グランドール目白1F
電話番号:03-6908-2923
CT、マイクロスコープ完備。週に3日(月・水・土)精密根管治療専門日を設けている。ほとんどの根管治療を1~2回で終了できる。さらに歯内療法外科、歯科口腔外科を専門としている歯科医師も在籍してるため「歯根端切除術」「意図的再植」にも対応可能。精密根管治療について詳しく説明したページあり。